ど~してもこのカラダとヤリたい!! というわけで…
音量を下げて観たくなる肌色の距離
最初に白いタートルネックを脱ぐシーンで、部屋の明るさが逆に罪悪感を増幅させる。篠田ゆうが困惑した顔で腕を組む姿に、何度も巻き戻した。
あの表情は拒否じゃなくて、関係を再確認している顔だ。ジャズダンスの趣味があるらしい身体のしなやかさが、息子役のがっしりした体格と並ぶと、母親というよりは「近くて遠い誰か」に見える。
原作ファンが指摘してる年齢感の齟齬は確かにある。でもそれがむしろ、背徳の輪郭をぼかして現実と混ざる感覚を生んでる気もする。
エプロン姿で台所に立つ場面の、背中からの構図が一番堪えた。振り向く前の数秒の間が。
間を埋める手つきと、肋骨の陰影
篠田ゆうの手が自分の腹を這わせる仕草が異常に丁寧。原作コラボ作品にありがちな「再現に必死」な感じが、ここだけはまるでない。困惑から恍惚への表情変化も、段階を踏んでいる。黄色いビキニのシーンは正直、色が浮いてると思った。室内の清潔感あるライティングと合わせて、むしろ夢の中みたいな不気味さがある。そこがいい。
対照的な体格の構図が強調されるのは、引きのカットで効いてくる。アップでは見えない、二人の距離の詰め方。近親ものでよくある「すぐに崩れる」展開じゃなくて、母親がまだ「お願い」という言葉に応えている段階での、微妙な身体の開き方。あそこがリアルだ。痩せた腰周りの肋骨が見えるカット、あれが原作ファンの言う「再現度」じゃなくて、篠田ゆう自身のものだとして気に入った。ただ、絡みの生々しさがもう一歩欲しかったのは同感。再現に振れすぎて、肌と肌の温度が少し遠のいた瞬間があった。
向いてる人
篠田ゆうの表情やしぐさにグッとくる人、ハイビジョンが好きな人に向いている。じっくり雰囲気に浸りたい夜や、構図・画質にこだわって作品を選びたい人にも合う。
サンプルで空気感が掴めるので、気になったらまずはそこから入るのがいい。
作品情報
- 品番: MIMK00082
- 出演: 篠田ゆう
- ジャンル: ハイビジョン・独占配信・お母さん・デジモ
- メーカー: ムーディーズ
- レーベル: まんきつ
- 発売日: 2021-01-09
- 配信: 高画質サンプル・本編配信あり




