最初に釣られたのは、あのガラス越しの揺れだった。洗濯物を干す手が止まって、こちらに気づいたときの視線の動き。逃げない。でも誘ってもない。ただ間を持たせる。そこに「旦那不在」のサインが置かれるリアリティが、背徳じゃなくて日常の隙間として機能し…
みなみ羽琉(みなと羽琉)